丹沢縦走−2日目−

 
夜中、寝返りをうつと冷たいものが降ってきた。凍結した結露がテントの揺れで降ってきたらしい。昨夜のしゃぶしゃぶによる結露でしょう。それでもリヒナー600は強力で、寒さは感じなかった。明るくなって目を覚まし、テントから顔を出してみると朝焼けが美しい。この時頑張って起きていれば、赤富士が見えたかも。少ししてなんとか寝袋から這い出して、テントを畳みながら日の出を見た。同宿者に遅れること30分、荷造りを終えて7:25不動の峰を出発。
蛭ヶ岳への道は霜柱を踏みしめながら進む。滑ることを心配したけれど、硬く凍っていて、むしろグリップがいいくらい。短い鎖場と数箇所のピークを通り、少し長い階段を登りきると蛭ヶ岳山荘の横に出た。山荘で飼っている犬がけたたましく吼えて迎えてくれた。山頂にはベンチが10台ほど置かれていて休憩するには良さそうだけど、今日はまだ歩き始めて1時間程度。記念撮影して下山に掛かる。
地図のコースタイムによると、蛭ヶ岳山頂から東野までは3時間30分。ヒザが痛むのを恐れてゆっくりくだることにする。山頂からの急な階段を降りきると、シカの親子が見送ってくれた。霜がとけて滑りやすいところもあったが順調に下る。途中の姫次はいい感じの広場があってテントを張るには良さそうだが、近くに水場があるかは不明。ここでヒザにテーピングを試した。東野へは尾根道を左に外れて下るルートになる。この分岐の少し先に黍殻避難小屋がある。よく整備されているというこの避難小屋には興味があってのぞいて見たかったが、バスの時間が気になって遠くから望むだけになった。分岐から東野へは急な下りだった。途中二度ほど沢を渡って林道に出た。林道を30分ほど歩いて東野到着12:05。バスは行っちゃった。。
3つ先の奥相模湖まで行けば1時間半後にバスがあるのでそこまで歩く。奥相模湖のバス停で1時間待ち町営やまなみ温泉行きのバスに乗る。バスといってもハイエースで乗客は私一人。やまなみ温泉は3時間600円で、地元民との料金差別は無し。入ってすぐのホールは広い。浴室もガラスが大きくて日差しが入り開放的。気持ちよく入浴できた。
津久井中央交通バスでこじんまりした藤野駅へ。高尾から京王線、都営新宿線と乗り継いで18時前に帰宅。疲れましたが、けっこう充実でした。
−−今回の反省−−
・食料持ち過ぎ!→予備の食料は軽量の食品にしよう。
・軽量化を図ろう→コンロとか軽いの欲しい。でもラジオはスピーカ付が良い。
・時刻表はよく調べること→状況変化に備えて様々なルートのバスを調べておこうと